岩の上に建てた人生 マタイの福音書7:24~27

イエス・キリストは「岩の上に建てられた家は雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ち付けても倒れなかったが、砂の上に建てられた家はひどく倒れた。」というたとえを話されて、「わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます」と言われました(マタイ7:24)。ここで、家は私たちの人生を、岩は「イエス・キリストのことば」を意味します。すなわち、主イエスが山に登って、群衆にお話しになった “山上の垂訓”で、主イエスの教えのことです。

 建築された家の土台は見えませんが、洪水や台風が来て、その真価が明らかになります。

皆さんの人生の土台はいかがでしょうか?平穏な日々を過ごされているときは何事もないでしょうが、人生の大きな試練に直面したときは大丈夫でしょうか?

 聖書は天地万物の創造者である神のことばであり、神のひとり子イエス・キリストのことばです。宇宙や人間の始まりから将来の出来事に至るまで、しかも、私たち人間の心の問題である罪の解決と魂の救いの方法まで記載されています。

 人生の諸問題は複雑多岐にわたり、時代と共に激しく変化しています。現代社会は主イエスの時代と大きく異なりますが、主イエスのことばを今の私たちの生活の中にどのように適用したら良いでしょうか。

そこで、砂の上に家を建てた愚かな人のことを考えてみましょう。彼は土台のことを十分考えないで、簡単な気持ちで建てたと思われます。現代はそんな建て方は全く認可されません。家を建てるときは堅い岩盤がある所まで地面を掘り、寸法通りにコンクリートの基礎を作ります。同様なことが、人間の心の面で行われている国があります。イスラエルの人々は小さい時から子供に聖書を教え、自分たちも日常生活の中で実践しています(申命記6:7~8)。私たちも聖書を毎日読むことが大切です。読み方は各自のペースに合わせればよいと思います。「今日読むところは、今の自分に何を教えているか理解できるように」と、祈り求めながら読むことをお勧めします。

聖書のことばは、あなたの人生を豊かにします。そして、地上生涯を終えた後も、主なる神の祝福にあずかり、イエス・キリストを信じる信仰によって永遠の御国に入ることが約束されているのです。皆様の上に、主の豊かな祝福がありますようお祈りします。

(牧師:北林行雄記)

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