神の民への豊かな祝福 詩篇128篇

128篇は家庭(家族)への神の祝福について述べている。主なる神に祝福された家庭を築く秘訣は家族のすべての人が主を恐れ、主の道を、歩むことである(詩篇128:1)。そうすれば、その人は自分の手で労した実りを食べて、楽しむことができる。そして主の恵みを味わい、幸いを実感できる(2節)。

 しかも、主を恐れ、主の道を歩む人の妻は家の奥にいて、家事に勤しみ、たわわに実るぶどうの木のように多くの子ども出産してくれる(3節)。子どもたちが食卓を囲むときは、まるでオリーブの若木のようである。つまり、若々しい小枝が株となって出るように、生きる力がみなぎっている。確かに、主を恐れる人はこのように祝福を受ける。

 5節と6節は祝祷であり、主の祝福がさらに神の民の共同体に及ぶことを言及している。イスラエルは旧約時代から神の選びの民としての歴史のある国である。その中心都市がシオン、すなわち、エルサレムである。そこから全世界にいる神の民に主の慈しみと平和があるように!と祈られている。

 教会はキリストのからだであり(コリント人への手紙第一12:27)、神の家族である(エペソ人への手紙2:19)。人間のからだには多くの器官があり、それぞれが固有の働きをして、からだ全体として調和がとれている。本日の聖書から学んだように神の祝福を豊かに受けるためには、教会の構成員全員が主を恐れ、主の道を忠実に歩むことである。そうすれば、豊かな実を結ぶ、具体的には新しい求道者が起こされ、その人たちが信仰に導かれる。そのようにして、教会の新しいメンバーが増え、たわわに実の結ぶぶどうの木のように教会が発展する。  私たちの教会において、今年、素晴らしい新会堂が建築されました。いわば、素晴らしい家ができたので、新しい年は教会の家族が増えるように皆で祈り、信仰のあかしと福音宣教を推し進めていきたいと思います。(牧師:北林行雄記)

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