Ave Verum Corpusの日本語訳について

合唱で歌うAve verum corpusの、意味が知りたいという希望がありましたので、以下に国会図書館のライブラリに公開されているラテン語歌集(明治36年)の日本語訳というのを紹介しておきます。なお、ついでに単語の一つひとつの意味も直訳の逐語訳として、グーグルの翻訳ソフトを元にして一応載せてみました。また、これは蛇足ですが、さらにそれをもとにして作ってみた試訳(日本語として正しいかどうか心許ないのですが)も載せてみました。

 

Ave ave verum corpus natum de Maria Virgine,

めでたきかな 処女マリアより 生まれ給いし 真実の御体

Vere passum immolatum in cruce pro homine.

人の為に苦を受け 十字架の上に 犠牲(いけにえ)となり給いて。

Cujus latus perforatum unda fluxit et sanguine,

御脇腹を刺貫かれ 水と血とを流し給いしなり

Esto nobis praegustatum in mortis examine.

願わくば臨終の日に先(さきだ)ち、我糧となり給え。

 

以下は、日本語で歌われたAve Verum Corpus

 

以下、逐語訳

Ave ave verum corpus natum de Maria Virgine,

称えよかし 真なる 体 生まれた から マリア 処女(おとめ)

Vere passum immolatum in cruce pro homine.

真に なり給う 犠牲に で 十字架 ために 男

Cujus latus perforatum unda fluxit et sanguine,

この 脇 腹 水 流される と 血

Esto nobis praegustatum in mortis examine.

なれかし 我々 味 で 死 取り調べる

 

以下、試訳

讃えんか 乙女マリアの 宿したる

真(まこと)の御身(おんみ)

十字架(はりつけ)に なりて真(まこと)の 生贄に

脇腹に 血潮と汗を 流し給いぬ

願わくば 今際(いまわ)に先立ち 

我が糧と なし給えかし

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