互いに愛し合いなさい。 ペテロの手紙第一1:22~25

 私の目の二回の手術のため教会の皆様に御心配をかけ、熱い祈りを主に捧げて頂き感謝しております。このことを通して更に主にある兄弟姉妹との温かい交わりを体験することができました。私の左目にはまだガスが入っており、はっきりと物を見ることができませんので車を運転することができません。しかも、家内が交通事故に遭い、一度に初めて二人とも外に買い物に出ることもできませんでした。そのような中で教会の兄弟姉妹の愛の労苦によって助けられ、心が熱くなる嬉しい時を持つことができました。

今朝は教会での交わりについて学びたいと思います。ペテロの手紙第一の中で、使徒ペテロは主にある兄弟姉妹が互いに愛し合うことを勧めています(1ペテロ1:22)。しかも清い心でお互いに心から熱く愛し合うことであり、偽りのない兄弟愛を持つことであります。

特に清い心で互いに熱く愛し合うとは、原語で身を乗り出して助けてあげることを意味しています。私たちはイエス・キリストの愛に生かされている者です。主キリストは私たち人間を救うために十字架にかかって死んで、まことの愛を示してくださいました。主キリストは「互いに愛し合いなさい。私があなた方を愛したようにあなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34)と教えられました。

 ところで、私たちがこのキリストの愛を知ることができたのは朽ちる種からではなく、朽ちない種からであり、生けるいつまでも変わることのない神のことば(聖書)によって新しく生まれたからです(1ペテロ1:23)。朽ちる種であっても花を咲かせることはできますがいつまでも続くものではありません。永遠に続く神のことば、神の御子キリストの十字架の贖いによって私たち一人一人が救われたのです。何と素晴らしい事でしょう。 なお、教会の交わりにはいろいろなかたちがあります。例えば、礼拝による交わり(神と自分との縦の関係と、兄弟姉妹が共に捧げるという横の関係)、食事による交わり、祈りによる交わり、支えることによる交わり(生活に困っている人に献金する、悩んでいる人を励まして支援する等)、その他、聖書の学び会や賛美集会、各年代層の交わりなどがあります。このような交わりを通して、私たちは主にある兄弟姉妹との交わりを深め、主の恵みを兄弟姉妹と共に味わい、互いの信仰を一層高めて行きたいものです。主の祝福が皆さんの上に益々豊かにありますように!  (牧師:北林行雄記)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください