主の守りと導きに感謝しよう 詩篇121篇

2019年最後の主日礼拝に当たり、詩篇121篇の学びを通して、今年1年のなる神様からの恵みと導きへの感謝の時としたいと思います。この聖書箇所は巡礼者が厳しい環境を乗り越えながらエルサレム神殿に向かう時の歌であり、全知全能のがいつも彼らと共にあって守ってくださるという確信に満ちています。

 僅か8節だけの短い詩ですが、4つのパートに分かれています。1~2節はにある信仰告白です。主の聖所のあるエルサレムの山を見上げて、「私の助けは天地を造られたから来る」と確信をもって歌っています。3~4節はいつ如何なる時も主の守りがあることを確信して、はまどろむことも、眠ることもなく守ってくださると歌いました。私たち人間は弱く疲れやすい者ですから、休養が必要です。しかし、は信仰者のために寝ずの番をしてくださるから、安心です。

続く5~6節はの守りは完璧であり、昼はパレスチナ地方の厳しい日差しからもは日陰を作って守り、夜も守ってくださると歌いました。私は小学生5年生まで、山道を歩いて1時間以上かけて通学しました。朝は上級生と一緒に行きますが、帰りは一人だけの時がよくありました。しかし、寂しさや不安を感じたことがありませんでした。道ばたには美しい花が咲き、鳥や虫も出てきました。木の実がなるときは、アケビや山葡萄などを取って食べました。今日のような不審者に遭うことは全くありませんでした。ただ、道路にアオダイショウが気持ち良さそうに寝そべっていて、ハッとしたことがありました。そのときは、彼の機嫌を損ねないように静かに避けて通ったので安全でした。7~8節は、は信仰者のすべての人生を守る方であり、「はすべての災いからあなたを守り、あなたのいのちを守られる。は、あなたを行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも、いのちを守られる。」と確信をもって歌いました。私たちの助けは天地万物の創造者、全知全能のです。それゆえ、いつもに在って安心して生きることができるのです。

 私たちの教会は2019年にはから沢山の恵みを頂きました。ひたすら祈り求めてきた新会堂の建設が前進し、聖書の学び会も充実してきました。また、青葉キリスト教会との一泊合同修養会が大変祝福され、良い学びと交わりができました。

迎える新年度はさらに信仰の高嶺を目指して、に喜ばれる歩みとなることを祈ります。皆様の上に新たな年も、の恵みと導きが豊かにありますようお祈り申し上げます。 (牧師:北林行雄記)

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