天地創造の第二日目 創世記1:6~8

天地創造の第一日目に、神のことばによって光が造られたことを先月第一主日に学びました。今朝は、創世記から天地創造の第二日目の出来事について学びます。

天地創造の最初は、ただ大水があって、闇がその上をおおっているだけでした(1章2節)。神は仰せられた。「大空よ。水の真っただ中にあれ、水と水の間を分けるものとなれ。」(6節)

すると、神の仰せによって、大空が水の真っただ中に造られ、大空の下にある水と大空の上にある水に分けられました。その大空を神は天と名づけられました(8節)。

この大空は大きな料理用のボールのように半円状の形をしたものであったと推測されます。天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる (詩篇19篇1節)。そして、大空を天と名づけられて、天地創造の第二日目が終了しました。

続く第3日目には大空の下の水が集められて乾いた所が造られ、神はそれを地と名づけられました。そこに植物が成長するようになり、後に創造される人間や動物が生きていける環境が造られたのです。神の創造の御業は、やり直しや後悔がなく、初めからしっかり計画が立てられて、その通り実施されたものです。全知全能の神の完璧な御業は本当に素晴らしものです。

そこで、今朝は私たち人間や動物たちが住んでいる地球について考えてみたいと思います。地球は太陽系の惑星の一つであり、人類を含む多種多様な生命体が生存する天体です。地球の表面には水を、空気中には酸素を大量に蓄え、多様な生物が生存しています。

地球は太陽の周りを廻り(公転)ながら、地球自身が毎日自転しているのです。地球の直系は1万2700Kmで、円周は約4万Kmですから、それが1日に1回転しています。その回転速度は毎秒462メートル、時速1663キロメートルになり、超、猛スピードです。

それなのに、私たちは地球が廻っていることを全く感じないのは何故でしょうか?それは、私たちの周りにある日常の風景や家の中にあるもの等すべて、空気なども私たちと一緒に動いているからです。これも全知全能の神の御業です。確かに、自然界はすべて神の御わざによるものです。私は自宅の書斎から雪をかぶった立山連峰を眺め、その美しさに感動しながら、創造主なる神の御名をほめ称えています。 

 私たちは職場や日常生活の中で、いろいろな悩みを体験します。私も大企業に勤めて研究の仕事をしていた時、壁にぶち当たったことがあります。そのような時に、気分転換を図るために、休み時間に屋上に上がって眼下に見える自然を鑑賞していました。すると、心も頭もリフレッシュして、新しいアイデアが浮かんできました。

皆さん、行き詰まり、悩みを抱えたときは、是非、神の作品である自然界に眼をとめてください。 そして、自然界を創造された神の愛と恵みに包まれ、新たな勇気を頂いて、前進していただきたいと思います。どんなに厳しい環境に置かれても、主にあって生きるなら、必ず道が開かれます。

  いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。

何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願い事を神に知ってもらいなさい。     (ピリピ人への手紙4章4節、6節)

皆様の上に主の恵みと導きがますます豊かにありますようにお祈りします。                        (牧師:北林行雄記)

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